空燃費  

 私がディーラーから頂いたヴィッツのカタログ33ページに、「排出ガスのクリーン化」として「空燃費補償装置などを採用」と書かれています。

 もちろん、「空燃費」は「空燃比」の間違いです。インターネットで検索すれば分かりますが、この間違いは各社で多く見られます。ですから広報資料丸写しの技術解説(時には広報資料を基にした珍解説)をする自動車評論家が間違うのは当然で、むしろ「空燃比」と書く方が珍しい。「空燃比」の意味が分かっていれば、間違いは修正されるはずですが、間違いが増幅されるのは、意味が理解されていないからです。自動車評論家にとって「何のことか分からないが、文字数を稼げる便利な用語」なのです。

 ところで、「全日空」は中国語では「一日中ずっと暇」という意味になるそうですが、「空燃費」は「暇な燃費」という意味になるのでしょうか。「空燃費補償」が「10.15モード燃費が空手形になったら補償します」という意味だったら嬉しいですね。

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